
なぜか職場や学校には、しょっちゅう愚痴を言うタイプの人が必ず1人はいますよね。
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正直もう愚痴を聞きたくないのに、なぜか喋りかけられる…やめてくれ。。。
そう思っている方も多いのではないでしょうか。
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今回は、職場や知人の間での愚痴の回避方法についてお話していきたいと思います。
愚痴を聞かされないようにするためには
職場や学校・知人の間で愚痴を言ってくる人には、共通した部分があります。
- グループ内で立場が強い人
- 仕事ができる人
- どちらかというと年配の人に多い
- どちらかというと女性に多い(男性にもいますが)
で、そういう人たちは、決まって
- 根が優しい人
- 断りきれない人
- うんうんと真剣に話を聞いてくれる人
- 愚痴の内容に同意してくれる人
- 自分の味方につけられそうな人
に愚痴をこぼしに行っています。
愚痴を言う人の心の状態
しょっちゅう愚痴を言ってくる人の心の状態は、まず自己中心的になってしまっています。
自己中心的なので、愚痴を聞かされる相手のことなど一切考えておらず、と言うことは、相手の貴重な時間を愚痴によって奪ってしまっているとか、愚痴を延々と聞かされた方はどういう気持ちになるかということに考えが及んでいないことがほとんどです。
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また、正義感でいっぱいになっている人も多いです。
心が正義感に支配されてしまうと、自分は正しい・相手は正しくないというレッテルを貼ろうとします。
そして「私の感覚は正しいでしょ?」という確認を、愚痴を通して他人から得ようとするのです。
少しでも「あなたが正しいと思います!」と言ってくれる味方を、自分の周りに集めておきたいのでしょう。
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だからなのか、愚痴を言ってくる人というのは

〇〇さんって本当にあり得ない。
あなたもそう思わない?!

あぁいう人って嫌になっちゃう。
ねぇ?!
など、同意を求めてくることが多い傾向にあります。
そしてこの質問が、愚痴に加担したくない人にとって一番困る質問なのではないかと思います。
愚痴を言う人と真っ向勝負しない
これ以上愚痴を聞きたくないからと言って、

もう愚痴を聞きたくないので、やめてもらえませんか。
とか

私、そんなふうに全然思わないです。
〇〇さん(愚痴を言う人)って、心が狭いんですね。
など、愚痴を言う人と真っ向勝負してしまうことは、個人的にはやめた方がいいかなと思います。
なぜなら、相手の心の闇に対抗することで今度はあなたがターゲットにされてしまい、余計愚痴のループから逃れることができなくなるからです。
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心が闇でいっぱいの人は、すぐに敵(自分にとっての悪と言えるもの)を作ろうとする傾向があります。
なので、もしもあなたが真っ向から対抗した日には
「この人は私にとっての敵だ」と認識されてしまい、余計ややこしいことになってしまいます。
愚痴を言う人に合わせるのもNG
かといって、愚痴の内容に

本当にそうですよね〜!

めっちゃ分かります。。。

それはひどいですよね!
などと同意したり、相手の言ってくることに合わせるのもよくありません。
自分の心はそんなふうに思っていないのに無理に相手に合わせようとすると、だんだんと心が疲れてきてしまい、それが日を追うごとに体調面に現れたり、仕事がはかどらなくなってしまいます。
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今まで見てきた例だと、
- 寝ても寝ても眠気が取れない
- しっかり休息しているはずなのに、倦怠感が取れない
- それまでは仕事に対してやる気があったのが、全然やる気が湧いてこない
- ぼーっとしてしまう
- 普段は見ないスマホをずっと見てしまう
などなど…
つい相手に合わせてしまう人に、こういった症状が多く出る傾向があります。
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しかも、愚痴を言いたい人からしてみれば、自分の正義感に同意してくれてうんうんと話を真剣に聞いてくれる人というのは、とても話しかけやすい人だと認識しますよね。
その場をしのぐつもりで「そうですよね〜」などと同意したとしても、愚痴を言う人から気に入られてしまえば、今後さらに愚痴を聞かされることになってしまいます。
愚痴をかわしつつ、今後も後腐れのない対応の仕方
私が過去勤めてきたそれぞれの職場にも、愚痴を言う人が必ず1人はいました。
しかしこの方法を取ると、皆さん次第に私に対して愚痴を言う回数が少なくなり、とても働きやすくなりました。
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その方法とは、同意も反対もせず、愚痴を受け流すことです。
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受け流すと言っても、無視をしたり聞いていないふりをするということではありません。
基本的には愚痴に対して
- そうなんですね〜
- へぇ〜
と言ってみてください。
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もしも「こう思わない?!」などと同意を求められた時は
- う〜ん、どうなんですかね〜
- 私あんまりわからないです〜
と、基本的にこのフレーズを繰り返してみてください。
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愚痴を言う人というのは、心が闇の状態。
闇が快感を感じ喜ぶことというのは、敵が現れることや、自分の正しさに同意してくれる味方(格下の存在)ができること。
自分の愚痴を受け流してしまう人や話が通じない人に愚痴を言ったところで、愚痴を言う側も快感を感じることができないため
「こいつと話すメリットがないな」と判断され、次第に愚痴を聞かされることが少なくなっていくのです。
愚痴を言われた時こそ、自分の心の状態に目を向けてみよう
相手に愚痴られた時に、自分の心の中に湧いてくる気持ちというのがいろいろとあるかと思います。
「相手がどうにか愚痴を言わないようにしたい」という気持ちは、自分の中に相手を変えようとするコントロール欲求があるということなので、注意が必要です。
また、相手の愚痴に毎回同意してしまっている人は「嫌われるのが怖い」などの不安感があるのかもしれません。
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自分の心に湧いた感情を紐解いていくと、自分の心の状態が分かります。
愚痴を言ってくる相手をどうこうしようとするよりも、まずは自分の心の状態を把握することが、愚痴を聞かされない自分になるための第一歩なのかもしれません。
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